バラバラの状態で残存するノートの断片·1

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バラバラの状態で残存するノートの断片·1
バラバラの状態で残存するノートの断片·11
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Non-Codex Series, バラバラの状態で残存するノートの断片·1
バラバラの状態で残存するノートの断片·2
バラバラの状態で残存するノートの断片·21
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バラバラの状態で残存するノートの断片·1, Non-Codex Series
バラバラの状態で残存するノートの断片·3
バラバラの状態で残存するノートの断片·31
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バラバラの状態で残存するノートの断片·1, Non-Codex Series
バラバラの状態で残存するノートの断片·4
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バラバラの状態で残存するノートの断片·1, Non-Codex Series
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バラバラの状態で残存するノートの断片·1

バラバラの状態で残存するノートの断片·1
バラバラの状態で残存するノートの断片·1Nameバラバラの状態で残存するノートの断片·1
Type (Ingame)任務アイテム
FamilyNon-Codex Series, バラバラの状態で残存するノートの断片·1
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Description(test)壁画区阅读物·其一
……
偉大なる画家であれば、貴重な思想を世の中の人々のために残すべきである。私、ガイ·フェルハーフトの創作手記もまた、この先多くの人々に読まれる名作となるに違いない。
私がこれまでに直面してきた苦境は、いずれも成功へ通ずる道の端に転がっていた、語るに値しない石ころにすぎない。
同じ学派の若者たちはダメだ。指導教員の言葉を真理だと思い込むばかりで、どうすれば芸術の正道を未来へ繋げていけるのかをまったく考えていない。
かくいう教員も、どいつもこいつもふんぞり返るばかりで、過去の経験だけを頼みとし、融通がまったく効かない。新しい物事を勉強して己の見識を広げるなど、考えもしない連中だ。
彼らとの関係が破綻するのは、最初から避けようがないこと。そして私にとって、あのアトリエに入れなくなることも、どうだっていいことだ。
少なくとも私は、彼らよりもずっと思考が明瞭だ。私は作品で自らを証明する。
偉大な画技というものは、決して既存の流派に倣い、今まで通りのやり方に拘って研鑽すればできるというものではない。
一方で、一般大衆の好みに迎合して、考え無しに己のスタイルを変えるのも、もちろんダメである。
真に追い求めるべき境地は、絶対的な美を凝縮した線と明暗をもって、絵を見た人を「虜にする」ものだ。
そういった魅力を持つ画作は、形と色がどんな細部においても精確であり、文句のつけようがない高みにまで達していないといけない。
そうでないと、誰もが共感できる、世間に通用する美は伝えられない。
そのために、私はもっと自分の見識を広げ、各地の物語をできる限り全て見聞きし、世の中に存在する普遍的かつ共通の美を探さねばならない。
今こそ絵画巡りの旅を始める時だ。誰もが感じ取れる普遍的な美を探しながら…
自分の名を売り、一般人に美学の感動を分け与えることで、名を揚げるための道筋を作ろうと考えている。
......

バラバラの状態で残存するノートの断片·2

バラバラの状態で残存するノートの断片·2
バラバラの状態で残存するノートの断片·2Nameバラバラの状態で残存するノートの断片·2
Type (Ingame)任務アイテム
Familyバラバラの状態で残存するノートの断片·1, Non-Codex Series
RarityRaritystr
Description(test)壁画区阅读物·其二
......
不合理だ、きっと何かが間違っている。
私があのアトリエを離れてから、私の世界に超絶技巧を持つ画家たちが多く侵入してきたことは認めよう。
そして、彼らの技法は無名ながら、所謂大先生と呼ばれるお歴々さえ超えた、卓越した作品を生み出すことも認めよう……しかし、彼らはきっと何かズルをしたに違いない!
私の絵には、まだあの愚鈍な教員たちに及ばない部分が確かにある。そして、私よりも作品を評論する物書きたちの方が弁が立つことも認める。
しかしこれはあくまでも時間の問題だ!私はまだ若い、彼らは少なくとも私より2つも歳上だ。
私が才能と見識で誰かに負けることなどあり得ない!
血の滲む努力のすえ、凡人たちに後れを取ることなどあるはずもない!
ましてや、明らかに画力はあれど、私を虜にする光と影、線を描くための入り口すらまだ見つけていないような連中になど!
十分な時間さえあれば、きっと彼らを驚愕させるような素晴らしい作品を描けるはずだ……いや、絶対に描ける!
これからは心を落ち着かせて画技を磨き、本格的な修行を始めるとしよう。
まず最初に、十分な資金を用意する必要がある。そうでないと生計のために奔走するだけで、私の気力の大半が持っていかれてしまう。それは非常に割に合わない。
スメールの砂漠には願いを叶えてくれる不思議な精霊がいると噂で聞いた。その精霊の力にあやかることができれば、最短で目標を達成できるかもしれない…
運がよければ、予想外の収穫も手に入る可能性がある。
手持ちの全財産をまとめて、可能な限り早くあの精霊を探し出さないと…
……

バラバラの状態で残存するノートの断片·3

バラバラの状態で残存するノートの断片·3
バラバラの状態で残存するノートの断片·3Nameバラバラの状態で残存するノートの断片·3
Type (Ingame)任務アイテム
Familyバラバラの状態で残存するノートの断片·1, Non-Codex Series
RarityRaritystr
Description(test)壁画区阅读物·其三
……
今になって思えば、私は本当に目先のことしか見えていなかった。
砂漠を数か月彷徨った末に、持てるものを全て使い切った。挙句の果てには噂を疑っただけでなく、粗野な言葉をも口にした…
しかし、慈愛と力を兼ね備えた精霊はやはり実在していた。幸運なことに、私は彼女が管理する不思議な領域を訪ねることができただけでなく、暫くここに滞在することも許された。
慈愛と力を兼ね備えた純水精霊は、彼女のことを「イディア」と呼ぶよう私に言った…
イディアという名前は多くの伝説と童話のに登場する。多くの場合、この名前は人心をよく理解できる善良なキャラクターに使われている。
つまり、私が探し求めているものは間違っていなかった!イディア様ならきっと、この世の普遍的な美を見たことがあるはずだ!
私が諦めようとしたその時、イディア様が現れた。つまり、これまでの苦難は全て私への試練だったということだ。私は自分の雑念を全て取り払って、心から彼女に願いを伝えるべきだ。
彼女は私の願いを叶えず、「誰かを強制的に変えたくはない」、「楽することばかり考えてはならない」といった理由で、私の審美眼と画技を直接上達させることを断ったが…
代わりに不思議なキャンバスと、決して使い切ることのない絵の道具と材料を用意してくれた。
一瞬で超絶技巧を手に入れる野望は潰えた。だが私はイディア様の暗示に従い、浮ついたことはあまり考えず、なるべく自力で練習するようにした。
どのみちここでの生活は極めて気楽だ。食うには困らず、「水形幻霊」という名の不思議な生き物もお供してくれている。
プリンのように動き回りながらも、宝石のような色艶を持つ生き物は、一見かなり不気味だ。しかし暫く一緒に暮らしてみると、彼らが実に温和な性格をしているのが分かる。
少なくとも、薄っぺらい笑顔を作り、傲慢な心を虚飾するアトリエのやつらよりは断然マシだ。
彼らと一緒に「ヴェルーリヤ·ミラージュ」の中を散歩したとき、これまでに見たことのない壮観な景色を目にした。
ここではよく誰かが残していった品々が見つかるし、様々な面白い物語も聞けた。これはこれで視野を広げる一助になったと思う。
気分転換をしてから、筆も進むようになった。願わくばこの勢いをそのまま、長く維持していきたいものだ。
……

バラバラの状態で残存するノートの断片·4

バラバラの状態で残存するノートの断片·4
バラバラの状態で残存するノートの断片·4Nameバラバラの状態で残存するノートの断片·4
Type (Ingame)任務アイテム
Familyバラバラの状態で残存するノートの断片·1, Non-Codex Series
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Description(test)壁画区阅读物·其四
……
本当にありがたいことに、「水形幻霊」たちの付き添いと助けがあって、私はなんとか最初の傑作を完成させることができた…
今までの私の基準からすれば、この壁画に「傑作」と呼べる部分はまったくない。それどころか、時間の経過や蜃境の環境変化により、ここからさらに歪んだり、位置がずれたりする可能性だってある…だが、それが現実だ。この絵は私がこれまでに最も心血を注いだ作品で、一番のお気に入りなのだから。
この絵が、ずっと夢に浸っていた私を呼び覚ましてくれた。
以前の自分はあまりにも未熟だった。一度も苦心して研究、研鑽をしたことがなかったにも関わらず、己の浅ましい理解だけを頼りに、絵画という偉大な事業に対して、誤った説を唱えていた。
結果、いざ偉大な作品を描こうと、全身全霊を振り絞って筆を走らせたとき、そもそも自分に資格などなかったのだと、そこで初めて思い知らされた。
当時の私が何度も強調していた、観客を「虜」にする明暗と線などというものは、あまりにも強い空想の傲慢さを帯び、あまりにも単純に形式上の完璧さを追い求めていた。
極端に完璧な画技や、全ての人が感服する普遍的な美などというものも、おそらく偽の命題であろう。
「ヴェルーリヤ·ミラージュ」で暮らしていた期間中、イディア様と「水形幻霊」が私に多くの絶景を見せてくれた。そして、それら絶景の背後に隠された物語も教えてくれた。
この世界に実在するそれら、その全ての輪郭と全ての色使いを、絵画の評価基準に則り完璧にすることなど到底不可能だ。
それでも私は景色たちに魅了され、心を揺さぶられた。
絶景の線と明暗が虜にしたのは、好き嫌いの激しい私の目ではなく、心だった。私の心に、共鳴したのだ。
だから私は、ここで見聞きしたものを、全てこの壁画に入れ込んだ。
偉大な画作とは、華麗な技法を最終的な着眼点にすべきではないし、全てのディティールを最善まで磨き上げることだけに拘るのもまた違う。
人の心に訴えかける内容を中心に据え、その上で光と影、そして線を構築していくべきだ。
ふむ…この結論にも偏りがあるかもしれない。だが私はもう昔のように、傲慢にも全ての人が認めるような理屈や空論を追い求めることはない。
私はただ、自分の満足がいく作品を描いて、みんなに感動をもたらしたい、それだけだ。
そのためには、ずっとここに留まるわけにはいかない。私は町に戻って、着実に絵画の技法を練習しなければならない。
この壁画は私が「ヴェルーリヤ·ミラージュ」にいたことを証明するものであり、イディア様と「水形幻霊」の友人たちへの、私からのプレゼントでもある…
……

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