千奇旋水のメメント·1

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千奇旋水のメメント·1
千奇旋水のメメント·11
Rarstr
Non-Codex Series, "Returning Curios" Memento (I)
千奇旋水のメメント·2
千奇旋水のメメント·21
Rarstr
"Returning Curios" Memento (I), Non-Codex Series
千奇旋水のメメント·3
千奇旋水のメメント·31
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"Returning Curios" Memento (I), Non-Codex Series
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千奇旋水のメメント·1
千奇旋水のメメント·2
千奇旋水のメメント·3

千奇旋水のメメント·1

千奇旋水のメメント·1
千奇旋水のメメント·1Name千奇旋水のメメント·1
Type (Ingame)任務アイテム
FamilyNon-Codex Series, "Returning Curios" Memento (I)
RarityRaritystr
Description「ヴェルーリヤ·ミラージュ」の伝統アトラクション「千奇旋水」で、お宝の埋蔵地から掘り出したメメント。このメメントを収納したお宝は一つ目のヒントに対応したものだ——「甘い霧が漂う中、灯を見つめながら、呼吸を忘れていた。やがて、幼き頃の思い出に導かれ、安らかな心で机の前に座った…」
「お宝」を見つけた旅人さんへ。これを読んでくれているということは、あなたもイディアさんに、大事なお客さんとして迎え入れられたのだろう。
宝箱に入っているこの袋は、私が昔、肌身離さず持ち歩いた食料袋だ。山を登る時も、峠を越える時も、砂漠を横断する時も…十数年間、私を支えてくれた相棒だ。
これを通して、戦士としての敬意と祝福をあなたに捧げたい——この先あなたの辿る道のりが、順風満帆でありますように。

私は元々普通の傭兵だったが、組織を離れてからは、単独行動をすることがほとんどだった。私がこの危険な職業に就いた動機は極めて単純で――賊どもへの復讐を果たすためだった。
私がまだ小さかった頃、うちのキャラバンが強盗に遭い、キャラバンに同行していた両親も帰らぬ人となった。
それから私は傭兵の道を歩んだ。強欲と略奪を根絶やしにするために、そういった罪が人々にもたらす苦痛を消し去るために、悪事を働く悪者を一人たりとも逃がしはしないと誓った。やり方があまりにも過激だったためか、猛獣のような者が多くいる傭兵団の中でさえ、理解を得ることは出来なかった。

いつかこの世に賊が一人残らずいなくなるまで、もしくは私自身がいなくなるまで、私は貫き続けるべきだった。
しかし予想外とは、いつもこういう時に起こるものだ。ある時、私は賊の一味の後をつけ、彼らの拠点にたどり着いた。この作業自体は慣れたものだった。
いつもと違ったのは、その賊の群れには面識のある少年がいたことだ。数年前、私は当時まだ幼かったこの少年を救ったのだが、彼の両親は賊に命を奪われた。賊のことを心底恨んでいるのかと思いきや、その少年はなんと、賊と行動を共にしていた。
少年は乱れた長髪を揺らして私の足元に跪き、許しを乞うた。私に顔を覚えられていると知ると安堵の表情を浮かべて、経験したことを話してくれた。
そして私の驚き呆ける隙を狙って、少年は私を刺して傷を負わせたのだ。彼は、そのまま夜の闇に消えて行った。
もしイディアさんに助けられていなければ、砂漠の中にはまた死体が一つ増えていたところだったろう…

私が今までやってきたことには、本当に意味があったのだろうか?どうして賊に傷つけられた人でさえ、賊になってしまうのだろう?
蜃境の中、炎の光に包まれ、涙に顔を歪ませながら、彼が私に語った過去――野良犬の如く野外に追い出され、頼れる人など誰一人いない時間というのは、私も味わった。しかし私は、燃え盛る憎しみと、両親が残してくれた余財があったために、彼のようにはならなかった。
「フタがダメなら、底から試してみますか…」イディアさんが缶詰に手こずっていた時の一言で、私は悟った。
根本から解決しないと、現状を変えられない問題もある。賊になった者たちが一体どんなことを経験してきたのか、私より詳しい人はいない。私ならきっと彼らを更生させられると信じているし、彼らが道を踏み外すことがないよう、何かしてあげられるかもしれない。
きっと、それはまた戦闘とはまた違った価値のある戦いで…より直接的でなく、より困難で、より頭を使う必要のある道だ。しかし、きっともっと多くの人を助けられると、そう私は信じている。
だからきっと、戦闘中に使っていたこの食料袋は私にはもう必要ないはずだ。
ここに残して、私が新たな道を進むための決意の証にしようと思う。

千奇旋水のメメント·2

千奇旋水のメメント·2
千奇旋水のメメント·2Name千奇旋水のメメント·2
Type (Ingame)任務アイテム
Family"Returning Curios" Memento (I), Non-Codex Series
RarityRaritystr
Description「ヴェルーリヤ·ミラージュ」の伝統アトラクション「千奇旋水」で、お宝の埋蔵地から掘り出したメメント。このメメントを収納したお宝は二つ目のヒントに対応したものだ——「ツル草の流星に乗って、静かな森を縫うように飛び、やっと誰にも邪魔されない夢へと辿り着いた…」
見知らぬ旅人さんへ。この手紙を読んでいるということは、あなたも私と同じように、この不思議な場所に来てるってことだね。どうかお気に入りの景色が見つかるように、そして、何かしらの収穫があるように、祈っているよ。
私はルタワヒスト学院の学生なんだけど、星象を観測していた時にうとうと眠りに落ちちゃって、目が覚めた時にはもう、ここにいた。しかも、既に少しの間、ここで過ごしてたみたいだった。
管理人のイディアさんは「古い施設を修理する」って言ってたけど、他にも頭を悩ませることがあるみたいで、私の質問に答える暇がなかった。でも、静かな住処を用意してくれたおかげで、ゆっくり休めた…
他の人の話を聞く限り、普段のイディアさんはすごく熱心にお客さんをもてなす人なんだろうな。誰にだって忙しくて手が回らない時はあるっていうのは、私もよく分かる。
私がここを離れる頃になっても、質問に答えてもらえるような時間は結局作れなかった。その代わり、イディアさんは私に沢山プレゼントをくれて、このアトラクションにも誘ってくれた。
そういう事情だから、私はあんまりここには詳しくなくて、役に立つような情報は提供できなくて…楽しく遊べますようにって祈ることぐらいしかできない。
この空間で星象を観測すると、何だかいつもと違う感じがするの。どの星の位置も変わってないのに、全体的にもっと見やすく、記録しやすくなってる気がする。
もしかしたら、特殊な環境と良い気分の相乗効果による効果なのかもしれないね。なんと言っても、ここの見晴らしは雨林エリアよりも良くて、空気は砂漠よりも潤ってるのに、それでいて透き通ってるから。
一番重要なのは、魔物や悪意のある人が邪魔しに来ないってところかな。時間があれば、あなたもここの星空をじっくり観賞してみてね!
慣例に従って…あなたにメメントを残すべきなんだけど、ごめんなさい。ここに来た時は、本と文房具しか持ってなかったの。これがないと、論文を完成させられなくなっちゃう…
でも、イディアさんからもらったプレゼントにモラがあった。そのモラで家具を新調して、私の住処をもっと温かくて、綺麗で、安心できる場所にするようにって言われたんだけど…
既に本と星図で埋め尽くされてて、スペースを開けるのがすごく難しいの。しかも砂漠を越えて教令院に戻らないといけないわけだから、少しでも荷物が増えると体力が持たなくなる…
だから、このプレゼントは後からくるゲストに渡したほうがずっと良いと思う。それで私は、素敵な予兆のあるこの日を選んで、この宝箱を埋めてみたんだ。
今、このプレゼントは全部あなたのものだよ!どうかこの子たちが、安寧と喜び、そして星空の加護を受けた幸運を、あなたにもたらしますように。

千奇旋水のメメント·3

千奇旋水のメメント·3
千奇旋水のメメント·3Name千奇旋水のメメント·3
Type (Ingame)任務アイテム
Family"Returning Curios" Memento (I), Non-Codex Series
RarityRaritystr
Description「ヴェルーリヤ·ミラージュ」の伝統アトラクション「千奇旋水」で、お宝の埋蔵地から掘り出したメメント。このメメントを収納したお宝は三つ目のヒントに対応したものだ——「青い屋根にはちり一つなく、床は白いキャンディみたい。柔らかなお友だちが一緒にいてくれたおかげで、私にも翼が生えた!」
未来のいつか、私の日記を読んでくれて、私のお宝を見つけてくれた小さな…それか、大きなお友だちへ、こんにちは!
私は発明家で、冒険者なんだ。イディアお姉さんも私のことをかしこい天才だって言ってくれたんだよ!
このふしぎな水の楽園は、私が今まで遊びに行ったことのある場所の中で、一番遠いところだったんだよ。すっごく楽しかった。あなたもきっとそうでしょ?
そんなに楽しくなくてもだいじょうぶだよ!いつかきっと私みたいに、もっと遠くに行けるから、きっと一番好きな楽園が見つかると思う!
雲の上にヤマガラとしょうちょうの楽園があるって、パパとママのお話で聞いたの。最初はね、その楽園を見つけて、そこにいるお友だちといっしょに遊びたかったから、たこを作ったのよ。
でもね、いざ飛んでみたら、そんな楽園どこにもなかった。多分、飛んだ高さが足りなかったのかも。
でも平気だよ!さばくに着陸してからは、かっこいい大きな赤い鳥さんと知り合ったし、足がいっぱいついてる大きなお友だちに乗って、かなり走ったの。あの大きなお友だちの名前はたしか…「ヒゲソリ」さんだったかな?
でも一番大事なのは、大きな赤い鳥さんと大きな「ヒゲソリ」さんに、大人しくおうちに帰ってもらうようにしたイディアお姉さんと知り合ったこと!
イディアお姉さんが私をこの水の楽園につれてきたの。ここのプカプカ水玉さんって、しょうちょうよりもずっとふしぎなんだよ!
プカプカ水玉さんは私においしいリンゴをくれて、いっしょに材料を探してくれて、新しいたこを作るのを手伝ってくれたの。しかも私をふしぎな場所までつれていってくれてね、探検したり、高い高いところまでいっしょに行ってきれいな景色を見たりした!
イディアお姉さんが言ってたよ。もし私がすごく有名な冒険者になれたら、ここが私の旅のスタート地点だから、一番たいせつな場所だって!
だから、私が発明した最初のスーパー旅行たこの設計図を残しておくね!
設計図を見て、旅行たこを作ったら、サプライズがいっぱいな場所にも行けるし、新しいお友だちともいっぱい知り合えるかもしれないよ!
ああそうだ、このたこを使う前に、自分にちゃんと風船を取りつけてね。でないと、地面に落ちたとき、ちょっと痛いかも!
使いきれないほどの幸運がありますように!そしてこのたこに乗って、私よりも高いところまで飛べますように!
……
(あとのページには、シンプルな線で描かれた絵が沢山載っている。日記の中で言及されていた「凧」かもしれない。稚拙な筆跡とは違って、凧の設計図は比較的厳密に書かれている。見た目が調っているというだけでなく、有効的な耐力構造が練られ、救命のための設計も多くある。そういうところにまで気が回るのは、この子が良好な教育を受けていることの証でもある。もしかすると、日記の持ち主はどこかの学者の家の生まれで、ずっと小さい頃から、工学に強い興味を持っていたのかもしれない)
(残念ながら、この凧は子供用に設計されているため、子供にしか使えない――寸法が小さすぎて、風の翼のように成人の長距離滑翔を支えられはしなかった。パイモンにおもちゃとして渡すぐらいなら、ちょうどいいかもしれない…大前提として、大量の時間を費やして、厳密に設計図の通りに作る必要があるが…。経験のない人にとって、かなり苦労する作業であろうことは、想像に難くない…)

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